備忘録

日々の思考の紐付けと音楽。

11/2/2023~12/15/2023

 

11/2

自分で作った曲を自分で聴いて満足すると、もうこれが活動の全てでいいだろう、

みたいな気持ちになってきて世に出すやる気が減衰する。曲を世に出さなくとも

どうせ愛しさは変わらないし、次作る曲はもっと良いのだから。

世の中が批評も評価も解釈もしなくとも僕の作品は存在するのだし、

もうそれだけでいい気がしてきた。

 

持病のおかげで世の中から悪意を汲み取る力のみが発達していて、世の中のことを

巨大な暴力装置だと思っている節があり、これのせいで社会との関わり全般に

恐怖心を覚えている。

 

だからか、いつも曲を出す時は聴かれろ!と思いつつも無視されて妥当か、

と思うし、Soundcloudの通知には期待を寄せつつも、その多くがスパムに見えるし、

人の発信の多くが押しの強いロビイングに見える。

 

期待の度合いを下げてダメージを回避しようとするのって自虐の仕組みと同じだと思うけど、

多少のダメージさえ馬鹿に出来ないほど体調が良くないので、身の振り方がすごく難しい。

 

自転車に乗れない奴でも取れるリスクってなんだよ、休んどけって話ではあるけど。

 

 

Bandcamp Fridayに間に合うように曲をまとめようと前回のBandcamp Fridayから準備していたが、間に合わず、Non-Bandcamp Saturdayになった。

個々の曲は完成してる。

 

日本語圏のインターネット音楽はマイナーさが同質じゃないと受け入れられにくい、という意味で排他的だと思う。小さい集落がたくさんある感じがする。

僕が日本のインターネットを通っていないだけかもしれないけど。

 

好きな音楽を作る人たちが好きな音楽を作る人の発表を揶揄しているのを見て

悲しい気持ちになった。結婚とはパートナーシップの形が違う、

もしくは本人たちの意向でそうは表現したくないから表現を変えているのに、

皆で寄ってたかってそれを面白がるのは失礼だと思った。

 

クラブは身体的なマッチョさと伝統的な商習慣と性善説への同調を求められる

環境だけど、思想面はネット空間よりよっぽど自由で、先進的だと思った。

クラビングの歴史からしたら当然ではあるのだけど。

 

Youtubeで活動してる人の多くがテンション高くて疲れてきた。演者と同じ感情を持て!みたいなコンテンツが飽和しきった気がする。共感よりも、もう少し押しが強い感じ。

 

音ジャンクヤード

自分の音楽の制作手法を溜めておくためのサイトを運営しているのだけど、ついつい自分の曲へ導線を引いてしまう。

自分の制作手法の紹介だから一番そうするのが分かりやすいのだけど、広告臭くて好きじゃない。そのうちデモ動画に差し替えておく。

 

難しいチュートリアルばかり作りがちだけど、基本的なものも置いておきたい。

でもギリギリ役に立たなそうなものしか置いておきたくない。

 

僕自身結構反商業的な動き(商いをする範囲を凄く限定している)しているけど、そもそも商業が誠実に行われていたなら、ここまで反商業的な動きも活発にならなかったんじゃないかと思う。

本当かどうかは知らない。

 

普通に作ったものを売るところから始めたら良いと思う(自分への言い聞かせ)

 

社会人っぽい仕草を見るとゾワゾワする。就活では〜という体(てい)で話をしているので、本心で〇〇な人間かどうかよりも、〇〇な人間である体で話せば良い(意訳)みたいな記事を以前読んだ。

人生攻略法みたいで嫌だと思った。

11/12

 

持病の治療が10年目に差しかかり、なんと薬も増えた。最大量更新だ。

作業をやってる時はそこまでしんどくなくても、退勤した直後から平気で2時間とかダウンしっぱなしなのは、医者目線でも様子がおかしかったみたい。

 

布団でダウンしていたら週末が終わっていた。

 

ネットでみるもの全部広告っぽくて疲れてきた。感覚過敏な感じもするけど。

 

アイドルに続き、VTuberも少しずつ観れなくなってきている。楽しめるものが減るのは悲しいし、寂しい。

こういう時は特に場を盛り上げるわけでもなく、素朴にゲームをしている配信者の存在がありがたい。あとPrimitive Technology。

 

生活の苦しみから逃げるように音と触れ合い、それでも苦しくなったら無理矢理短めのHexD(音がザビザビのヒップホップみたいなもの)を手癖で作る日々を送っている。昨日もJukeとHexDを1つずつ作った。

 

11/27月

 

先週末は病院に行った。

少し良くなったけど、薬は増えたままだった。

あと、家族同伴ではあるものの、3ヶ月ぶりにちゃんと電車に乗った。

半年前くらいから決まっていたバレエを観に行った。

 

インターネットは僕には味が濃いと思う。数年前から言ってる気がする。

 

ブラックフライデーでソフトウェアの楽器を買った。

 

自分で一旦音楽を作ってから、それを刻んで新しい曲を作る僕にとって色んな音色を持っていることは結構大事で、今回は今まで以上にジャズっぽいものを作りたくなったので、サックスだの金管だのを束で買った。

 

購買意欲が戻ってきて嬉しいので、このまま他の意欲につなげていきたいところ。

 

音が出なかった鍵盤を分解して直した。気分はエンジニア。

 

外の出るのもつらい、身なりを考えるのもつらい。家族に身なりをどうにかして、その上でもっと外に出ろと言われてダブルでつらい。

 

これを言われ過ぎて、「自分は人と関わる前提条件をクリアしていない」という

気持ちが増幅していっていて、外出の2文字が頭をよぎると何もしたくなくなる。

 

愛されなくていい。出会いももういい。

 

12/6
好きなイスラエル出身の音楽家(Infected Mushroom)が、ハマスによるイスラエル襲撃後にこんなジャケで曲をリリースしてた。(国土にガザも西岸も含まれてておかしいと思った)

 

f:id:S10r6:20231207004128j:image


それに対して、僕がリリース時から状況が変わったのに、スタンスを明言せずにツアーを続けてるのは卑怯だと思うってツイッターで言った。


アメリカ人のフォロワー(別の音楽家)に、僕が欧米式の分断を生むようなレトリックに毒されてるって言われた。

(日本人だからそう言われたのだろうけど、僕はアメリカ育ちなので、毒もなにもこれでしか育ってないし、何言ってんだ?って思った)

 

分断を生んだ/でるのは僕の意見じゃなくてそのシングルと虐殺だと思ってて、自分は間違ってるとは思わないのだけど、納得いかないな。

 

何も言わなければ中立になれると思ってるのは勘違い甚だしいと思ったし、結構言葉をやわらげた文に対して一言で欧米かぶれだねワラみたいなのは結構リスペクトないなーと思った。

 

有名になった時のためのアンチコメ組手だと思っておく事にするけど、意見が粗末過ぎて幻滅した。

 

アーティストってなんなんの気持ち。

僕にだって思想あるぞ。

なんかおでこに貼っておこうかな。

 

最近笛買ったから吹いてる。

仕事の休憩中にも吹いてる。

音階が4つ位吹けるようになって、

軽いアドリブも出来るようになった。

 

音楽面白い。

 

アニメや漫画、ニコニコ動画を全然通っていないので、ネットでの共通言語が音楽しかない気がしてきた。

 

なんでも斜に構えて高速で茶化して消費する空気が苦手。これからの時代は真摯さ、真面目さと弱さをさらけ出すことだと僕は勝手に思ってる。

 

なんか日本のネットミュージックシーンと僕の向いてる方向ずれてる気がする。

音楽性とか、意識とか、発展のさせ方とか。具体的に何か例示できるわけじゃないけど。

 

クラブもネットも好きだけど、徹夜、酒、タバコ、ミーム、音MADと匿名性は趣味じゃない。

 

ネットでオラついても良いことないと思う。

ネットの人みんな自分のこと正しいと思っててびびる。

 

Twitterは140字じゃなくて35字くらいにしたら語りに対する諦めがつくと思う。ほぼ短歌。

 

12/7

音楽は作ってるけど外に出す勇気が出ない

 

トランスはリバーブを聴く音楽だし、ダブステップはディレイを聴く音楽。あとHexDは音質の劣化でできたチリチリ・シャリシャリ(アーティファクト)を聴く音楽だと思った。当たり前かもしれないけど…

 

音を4小節とかループさせながら考え事するの良いかも。

 

クラブミュージックや電子音楽って思想と強く結び付いてるけど、そういうの無しで音楽やってたらただ表面をなぞるだけになっちゃって、もったいないと思う。

 

最近消費者をたまの非日常に誘うというより、消費者を日常ごと現実から切り離す事に意識を向け過ぎたブランディングがアーティストに多い気がする。

問題だと思う。

消費者想いに見せかけて馬鹿にするな、と思う。

 

今に至るまでマイブームが

Trap→Dubstep→Wave→Hexと来ているので、空間系エフェクトが好きになっている可能性がある。

そことの反復横跳び先としてJukeやJungleがある気がする。

 

12/11

体感そこまで悪くなっていないのに、持病の薬の用量が増えた。最大になった。

 

あんまり危機感とかはないけど、これ以上増えようがないくらいに威力の強い治療を受けているのに、意欲があまり湧いてこないのは結構な問題だなと改めて思うようになった。

 

アルバム、というかビートテープを出す事にした。10曲入り。

 

12/12/2023

 

親と親の会社の身勝手で飛ばされた海外から運良く日本の高校に入れて、鬱病になったけど運良く通信制高校で勉強を続けられて、運良くそのまま大学行けて、鬱病が続いたけど運良く単位が取れて、30社落ちたけど就職先も見つかって、運良く面倒見てくれそうな研究室見つけて大学院も行けて、また20社落ちたけど運良く就職先が見つかって、また調子崩したけど運良く辞めずに済んで、今も運良く希死念慮をいなしながら死から逃れている。

 

僕はほんの少しの判断と運で生きている。自分の努力がどうこうなんていうのはおこがましすぎる。僕は運が良いからまだ自分で稼げているけど、今の薬の量だと普通は無職だし、なんならうっかり魔が差して死んでいても正直なんらおかしくない。

 

今の僕の気持ちは自分の職業と全く合っておらず、どちらかというと働いていない人や、お休みしている人に気持ちが重なる。

 

そんな中で知人が無職って羨ましいとか、生活保護があると働くの馬鹿馬鹿しいよな笑、みたいな明確な悪意を持ったツイートを拡散しているのを見ると悲しい気持ちになる。身の回りに精神的に疲れている人は僕以外にもいるというのに。