備忘録

日々の思考の紐付けと音楽。

6/6-6/10/2023

6/6/2023

色々大変だったけど、いい帰省だった。というか、帰省がそもそもいい。

音楽とか生活とか色々考えなきゃいけないものからちょっと距離を置いて、質の良い怠惰な時間を過ごせた。

 


Basslineの記事、結構調べがいと書きがいがあって、完璧な記事ではないものの、取り組んでいて楽しかった。半ばハイになりながら書いていた部分があり、家族に深夜なのに仕事やってるのかと思ってた、と軽く心配された。

 


あの記事は、というかあのジャンクヤードは、良くて誰かのDigのきっかけになれる、くらいのもので、別に完璧志向じゃない。それでも、後でまた自分がBasslineを掘りたくなった時に使えそうなレベルには色々書き込めたんじゃないかと思っている。せっかくDJ Qも来ることだし、これを機にいろんな人に記事を読んでもらえたら嬉しい。

 


ただ、これのせいでサイトが有益一辺倒なものだと勘違いされたら困るので、これからも適宜ジャンキーで役に立たないものを書き散らす感じで行こうと思う。

 


Wikiは、(少なくとも今はまだ)何者でもない人間の記事や制作録が一番大事だ、という気持ちでやっている。

有名な、いわゆる競争に勝った人の話はいくらでも歴史に残るから、そうじゃない人の言葉や技術を残したい。

 


僕含め、今たまたま気まぐれで音楽やってる/制作が続いている人間を大事にしたい。

 


自分の身の回りにはある程度の温かみを以て接しはするが、その外側に対してはやけに冷笑的だったり、否定的な態度を取るのはなんなんだろうか。

これが現代的な態度と言えようか。

 


Twitterで音楽を探しているから難しいのだけど、最近Twitterの世論が酷いので距離を置きたい。

 


僕はいわゆるネットっぽい音楽は好きだけど、いわゆる日本の漫画っぽい絵柄は得意じゃないから、AI絵とか、萌え絵ありきのジャケとかは、目に入るだけでちょっと疲れる。かと言って、実写(の顔)もあんまり得意じゃない。

 


河原で丸い小石を眺めたい。

 


実物と対面する以外であんまり人間を感じたくないのかもしれない。単純に心が疲れている。

 


目で入れる情報の味付けが最近濃い。

寮の飯も塩辛い。

どっちも食べていられない。

 


作業は別にいいけど、人間と対峙するのは疲れるから仕事が嫌だ。

音楽もその部分はかなり緊張しながらやっているので、実はあんまり好きじゃない。

 


予定調和を壊したい

自分の予想を自分で裏切りたい

6/7

寮に帰ってきたらやっぱり心が焦ってきた

 


6/9

自分のビートの上で人にラップしてもらう経験を初めてした。楽しかった。

あと、数年ぶりに元?本職のドラムを叩いた。超楽しかった。

 


6/10

心労がこれから溜まりそうな予感もしたので、ギャラリーとカフェに行く予定を立てた。

 


罪悪感もあるが、僕はカフェで全てを食べ終わった後のダラダラ時間が好き。

 


コーヒーについて言えば時間が経つと酸っぱくなってしまうので、早く飲まざるを得ない。なので、カフェの空気を楽しみたければ、必然的に食後のダラダラ時間を取る必要性が出てくる。

 


ただ、ダラダラしながらインターネット(主にTwitter)を見ている中で、かなり焦りが生じてきたことから、僕はおしゃれなカフェの片隅でたくさんコーヒーを飲んでソワソワしてる人になった。

 


音楽を綺麗にパッケージングしたい気持ちと、そこまでの精神的余裕がないという気持ちが競合して、時間ばかりが過ぎていく。こういう文章をカフェインに当てられながらグワーっと書いていく時間だけが、この感情から一番遠ざかれる時間でもあるので、余計にグワーンっと書いてしまう。

 


クラブ通いしている大学生兼業音楽家の人達を見ると、自分はこれをやれるはずだったんだなという気持ちにうっかりなってしまいそうになる。が、自分は別のことをやっていたので、結局しょうがない。

 


音楽を望む形で出せていないものの、やめていないという事が自分の今の社会人生活を否定しないでいてくれている。これで完全に曲が出来なくなっていたら、僕は全部やめて茨城で引きこもっていただろう。僕の両親は優しくもあるが、そもそも極めてマッチョなので、当然そんな事は許してくれないだろうけど。

 


こういう僕にとってすごくありがたいのが、コンピレーションだったりする。一昨年OMOIDE LABELとGORGE.INから、今年はENVIRONSから数曲出させてもらっている。本当にこういう献身的な方々に音楽活動を助けていただいている。ありがたい話だ。

 


今年は最低でも、これからまた2つ以上のコンピに参加予定なので、お楽しみに。

 


曲は買うものだという当たり前の前提がサブスクによって揺らいだ後に本格的に電子音楽を聴き始めてDJも始めたので、ただ良いから買おうというモチベーションじゃなくなってきていて良くない。全部考えるのをやめてシンプルに買って行った方がいい。

 


こうやって書くけど、買えないんだよね。自分のケチさにげんなりするし、またこう書いて免罪というか保険を敷こうとしちゃう自分のスタンスにも結構しんどさを感じる。

 


↑こういう事はタブーとされてて、これを考える人はクラブ愛好家の輪の外みたいな扱いをされる気がするので、ここに書いたけど、以前ネット音楽系(極めて主観的でテキトーな括り)のDJさんが「〜の曲高過ぎだろ」って言っているのを見て、その主張の賛否はともかく、その意見発信のスタンスが良いなと思った。

 


もっと色んな好き度合いや投資度合いの人たちがクラブに来ると僕は居易くていいと思う。

 


なんだろう、それが健全化の一助になっていたとしても、みんながみんなドリンク700円って常識だよね、毎週チケ代+3-5ドリンクは普通、みたいな空気があると、空間に加えて精神的にも窮屈だなと思ってしまう。

 


IDをDJミックスにする企画面白そう。Spotifyにもクラブにも居ない人たちのリアルを音を通して見せられる気がする。

僕は曲のスケッチというものがそもそも好きなので、そういうのが沢山聴きたい。

 


なんだろう、油絵よりクロッキー、デッサン/素描、鉛筆のドローイングや、それこそスケッチみたいな感覚。

 


リヒターがサラリと書いた鉛筆画がやばかったから、多分ヤバい人のヤバさはもうスケッチの時点で聴けると思うんだよね。僕はそれが聴きたい。聴きたすぎ。コーヒーのカフェインが効いてきている。