備忘録

日々の思考の紐付けと音楽。

6/14-6/16/2023

6/14/2023

人が居れば居るほど孤独かもしれない

 


僕の居場所はどこにあるんだろうか

内輪ノリになる位なら場所を作りたくない気持ちがある

 


6/16/2023

 


僕の観測範囲において、自分を蔑ろにする割に、自信は過剰な人が多い傾向がある気がする。僕はこの様子を歪んでいると感じる。

 


人の入力された情報の解釈力に対する自信はどこから湧いてくるのか。

 


もちろん、人とその生活は、五感を通した入力とその解釈にめちゃくちゃ依存しているので、そこがまず正しくないと何も始まらないというのはそりゃあるのだけど、そこへの疑いが少しくらいはないと、自浄作用が効かない気がする。

 


別にただ誰も自浄したくないだけなのかもしれないけど。

(それはそれでまた別の話)

 


ただ、そんなに僕やあなたは、他の人にどうこう言えてしまうほど頭が良くて正しいのか。

 


間違いや愚かしさの外側にいることはそこまで“偉く“、望ましいものなのか、そもそも僕らが立っているこの場所はそういうものの外側なのか。

 


フォロワーさんが努力と環境の話をしていたので。

 


僕は環境がないなら努力は意味がない、とは全く思わないし、自分と他の環境を比べてあれこれ考えることこそ違うとは思うけど(もし僕も〜だったら〜できたはず、とか)、人が頑張れるのは主に環境のおかげだと思っていて、環境なしで頑張ったり、成果を実らせたりするのは凄く難しい事だと思う。

 


なんでわざわざ

「自分と他の環境を比べてあれこれ考えることこそ違う」

って書いたかっていうと、僕は英語圏の帰国子女で、帰国して以降、僕は他の同級生から「帰国子女だから」英語ができると勘違いされ続けていて、僕の努力が無かったことにされて生きてきたから。

 


僕はアメリカという英語を学ぶにはうってつけの環境こそもらったけど、そこで現地校に通う判断をして、かつ毎日12時間とか英語を浴び続けて勉強を続けることにして、それで実際勉強したのはほかでもない僕だからね。

 


それで副次的に差別の対象になるとか、そういう最悪な環境もアンロックされたわけだけど、他の人にはそれは全く見えてないわけで、それには心底うんざりしてるから、書いた。

 


 


まぁでも環境というのはめっちゃすごいと思っていて、音楽についても、周りに音楽やってる人が1人いるだけで自分もまだまだ音楽続けようかなと思えてきたり、なんならお互いに曲を聞かせ合って上達が早まったりする。

 


ただ。これが家族総出で反対されているとなると話が変わってくる。どれだけいい曲を書いていてもやる気は低下するばかりだし、上達についても、定石がわからなくて遅くなりがちだったりする。

 


「インターネットがある今なら環境が標準化されていて、皆努力出来るだろう」という人が見落としているのは、ネット回線の質やデバイスの有無、あとはE-ラーニングを最後まで続けられるやる気の源泉(≒興味が持続すること)も環境であるという点だと思う。

 


個人的には、全世界共通なのはなんならネットがあるという事実だけで、それ以外での格差がますます広がっているようにも見える。(ネット検閲の有無なども環境に含まれるよね、という話)

 


それはそれとして、そういった経歴のある僕が英検1級に向けて勉強して資格を取るのと、英語を使う場面が極めて少ない日本で勉強して英検1級を取るのでは全く難易度が違うから、環境は無視できないね、個人の努力云々よりよっぽど強力だね、と思う。

 


(一応言っておくと、僕は英検1級を3回落ちたのちに取得しているので、環境ブーストがあっても難しいものは難しいよ、と言っておく)

 

 

 

あと、何らかの形で成果が実った人は、それを自分のおかげにしがちな印象がある。(主観/憶測、例: さっきの僕とか)

成功を通して自分自信を凄く認めているからこそ(?)、自分の努力を助けてくれた環境が見えなくなっていることが多いように感じる。

それで、その(環境ブーストのかかった)努力を自分がやれたからこそ、他人にもそれを勧めちゃうし、環境ブーストがない人にも色々押し付けちゃうんだと思う。

 


環境の気付きやすさについて

 


国、学校、研究室とかはまだ見えやすくて易しい環境だとは思うけど、親の経歴や家の本棚とかはかなり見えづらく、かつ、人生の最初の方から影響を及ぼしうるという意味で、死ぬほど強力な環境だと思う。

 


(例

ある人が理系で大学院を出るまでになったのは、学校での成績が良かったから適性という意味での自己評価も興味も高まったから。ただ、学校での成績が良いのも、そもそも家の本棚にやさしい理科の図録が沢山あって、それを小さい頃からずっと読んでたから。みたいな)

 


余談

 


僕は、今までの人生の中で自分が触れてきた/触れている、こういう「一見些細だけど、実はどでかい環境」を認識出来る人は少なめだと思う。

 


まぁこういう環境は物心つく手前から既に触れていたりするからしゃーなしなのだけど。

……それを考えると、先述の成功者の語りの内容が努力偏重なのも仕方ないんだろうね。